「いじめ」アプリで発見 大和市が県内初の対策へ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「いじめ」アプリで発見 大和市が県内初の対策へ

生徒匿名「報告・相談を」

 大和市は2018年度から、いじめを目撃した生徒や被害者が匿名で報告・相談できるスマートフォン用のアプリ「STOPit(ストップイット)」を活用したいじめ対策に乗り出す。市教育委員会が相談窓口となり、市立中学校全9校の生徒にアプリ利用を呼び掛ける。より身近なツールでいじめの早期発見・対応につなげる狙い。こうした取り組みは県内で初めて。

 アプリをスマートフォンやパソコンにインストールし、市教委が配るアクセスコードを入力することで利用できる。生徒はいじめの内容について文章や画像で匿名のまま市教委指導室の担当者とやりとりができる。指導室では生徒の名前は分からないが、学校名と学年を把握できるため、対象中学校と連携して問題解決を図る。

 ストップイットは2014年に米国で開発され、国内では日本の総代理店が提供し、千葉県柏市などが導入。大和市では今年1月下旬以降、試験的に市立中学4校で導入していた。

 指導室の担当者は「いじめはエスカレートするので、いかに早く手を打つかが重要。匿名で相談できるので、『誰かに言うと自分がいじめられるのではないか』と考える生徒も相談しやすくなる。相談を寄せた生徒の力になっていきたい」と話している。

 市は関連予算として170万円を18年度当初予算案に計上し、22日開会の市議会に提案する。

 指導室によると、市立中学校でのいじめの認知件数は微増傾向。16年度の調査では67件で、からかい、悪口、仲間はずれが上位を占めた。

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