名将最後の傑作 横浜 藤平尚真|カナロコ|神奈川新聞ニュース

名将最後の傑作 横浜 藤平尚真

現役ヒーロー編 45/100

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/02/25 02:00 更新:2018/02/25 02:00
神奈川高校野球100回大会 「渡辺監督に出会っていなかったら、僕は普通以下の投手で終わっていました」。楽天の未来を担う若き右腕、藤平尚真(19)は恩師への思いを今も胸に秘める。

 高校時代に始めたメールのやりとりは今も続く。150キロ超の直球を武器に1年目の昨季、先発8試合で防御率2・28をマークした19歳は、月に1回は必ず名将に電話し、技術的なこと、精神面のこと、さまざまなアドバイスを受けている。

  出会いは千葉市シニアで活躍していた中学時代だ。U-15(15歳以下)日本代表右腕に、浦和学院、大阪桐蔭、日大三など名だたる名門校がスカウトに来る中、横浜の渡辺元智の言葉は違った。

 「うちに入ってプロに進めるかどうかは君の頑張り次第だ。もしプロに行きたいのなら、プロで通用するだけの練習と考え方は教えるから」

  祖父ほども年の離れた指揮官が、自分が目指す道と同じ方向を向いてくれた。「この人から野球を教わりたい」。その胸に飛び込む決意を固めた。横浜が春夏連覇した1998年に生まれ、祖父や両親が松坂大輔(中日)のような大投手になることを期待していたことも後押しした。
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