茅ケ崎市立小4不登校「いじめ」 第三者委が学校の対応批判|カナロコ|神奈川新聞ニュース

茅ケ崎市立小4不登校「いじめ」 第三者委が学校の対応批判

 茅ケ崎市立小学校4年の男子児童(10)が約2年間にわたって不登校が続いているのは学校でのいじめが原因と両親が訴え、市教育委員会の第三者委員会が日常的ないじめを認定、「教職員の適切な指導・支援が十分に働かず、そのことが事態の長期化・重大化につながった」とする調査報告書をまとめ、市教委に答申していたことが16日、分かった。第三者委がいじめ事案に関して市教委に答申するのは2014年の設置以来初めて。

 調査報告書によると、15年5月ごろから16年3月ごろまでの間、当時2年生だった男子児童は複数の同級生から▽馬乗りで殴られる▽羽交い締めにされ暴行を受ける▽ズボンを脱がされる▽「おまえは俺のおもちゃだ」などの暴言を吐かれる-など、繰り返しいじめを受けた。

 両親は16年3月に学校にいじめ被害を訴え、学校と市教委が事態を把握。一方、男子児童は3年生に進級した同年4月から不登校となり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、2年近くたった現在も通学できていない。

 第三者委は学校側の対応について「行うべき対応を怠ったと言わざるを得ない」と指摘。男子児童への暴力行為がエスカレートしていく中で、状況が改善されなかったのは担任だけではなく管理職の対応にも問題があった、とした。市教委についても「他機関との連携も含めた対応や提案が十分になされたとは言い難い」と批判した。

 第三者委は大学講師や精神科医、弁護士らで構成。16年11月から今年2月までの間に臨時会を計31回開き、男子児童や同級生、教職員らの聞き取り調査などを行った。

 神原聡教育長は「傷つかれた児童、保護者の方には大変申し訳ない。答申を真摯(しんし)に受け止め、二度とこういうことが起きないよう対応していきたい」とコメントした。市教委は今後、服部信明市長へ報告。その際に両親らは所見を提出できる。両親は「報告書の内容をよく読み、今後の対応を決めたい」と話している。

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