県立高の部活、週2日休養へ 教員負担軽減|カナロコ|神奈川新聞ニュース

県立高の部活、週2日休養へ 教員負担軽減

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/02/16 02:00 更新:2018/02/16 02:00

賛否分かれる現場


 「専門外の部活動に独学で当たっているケースが多く、教員たちは心身ともに厳しい環境に置かれている」。横浜市内の県立高校に勤務する50代の男性教員はこう指摘する。

 県立高校で部活動は「自発的勤務」として扱われてきたという。男性教員は「休みも取れずに疲弊する教員も多い。働き方改革の議論が活発化する中、ようやく学校の部活動にも焦点が当たった」と歓迎する。

 ただ、のちのプロ選手や五輪選手を育てた県立高校の名伯楽も少なくない。

 「消極的に受け持つ顧問がいるのは事実だが、機械的に週2日は休みにしろというのは部活動に必死に取り組む子どもたちを裏切ることになるのでは」。スポーツで全国大会に導いた経験がある県立高校の男性教員は憤りを隠さない。

 県立のみという方針にも疑問を投げ掛ける。「神奈川には市立も私学もある。練習量で差が出てしまうのは明らか」。スポーツには勝敗を通じた人間教育の側面もあるだけに、強豪校からは困惑の声が聞こえる。

 30年以上にわたり指導に携わってきた別の男性教員は“県立”の地盤沈下を憂え、ため息を漏らした。「運動部が盛んな学校として活気が出てきたのに、この方向で進めば魅力ある県立校がなくなってしまう」

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