アパート火災で消火、救助 中3お手柄、進藤さんに表彰状・川崎|カナロコ|神奈川新聞ニュース

アパート火災で消火、救助 中3お手柄、進藤さんに表彰状・川崎

川崎消防署の石井署長(左)から表彰状を贈られた進藤さん=6日、川崎市立田島中

 小学生の時に学んだ消火技術でアパート火災の延焼を食い止め、住民を救助したとして、川崎消防署は6日、川崎市立田島中3年の進藤大翔(ひろと)さん(15)に表彰状を贈った。

 同消防署によると、1月30日午前11時25分ごろ、同市川崎区渡田山王町の木造2階建てアパート2階の1室で火災が発生。1階に住み、この日は高校受験の願書を提出し、たまたま帰宅が早かった進藤さんが、母道子さんに119番通報を頼んだ。

 大家から合鍵を借り、黒煙に包まれていた部屋に突入。燃えていた布団を部屋から出した後、消火器で鎮火し、居住者の70代男性を救った。現場では消防車両11台が駆け付けていた。

 進藤さんは「見たことがない光景で怖かったけど、夢中であんまり覚えていない。人が助かったので良かった」と口元を緩めた。

 市立小田小6年時の1年間、同消防署が結成する「川崎地区少年消防クラブ」に在籍。初期消火などを学んだほか、ヘリコプターに搭乗したり、厚木市内の訓練学校を見学したりしたという。

 道子さんは「正義感が強いところがある。大変なことになることが分かったのでしょうね」と愛息をたたえると、地域の防災意識を高める活動を続けてきた成果に、石井博道署長も「勉強した力と技術で最小限に抑えてくれた。今後とも地域、人のために立派な大人に成長してもらいたい」と頭を下げた。

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