農業×福祉=あたたか味|カナロコ|神奈川新聞ニュース

農業×福祉=あたたか味

東京都内のイベントに出展、「農福連携」のさらなる広がりに期待を寄せる落合克宏平塚市長(中央)と瀬戸利彦所長(右)ら=平塚市役所

 地元の農産物の加工を手掛け、6次産業化法に基づく認定を受けている授産施設「しんわルネッサンス」(平塚市上吉沢)が開発したジャムなどの製品が、今月上旬に東京都内で開催されるグルメイベントに出展される。産業間の連携による地域経済の活性化を目指している平塚市も全国的な展開を視野に入れ、後押ししている。

 イベントは、7日から3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる「第23回グルメ&ダイニングスタイルショー」。記念日など特別なシーンを彩る食品などを集めた展示会で、全国から210社・団体の出展やトークショーなどの企画が予定されている。

 社会福祉法人「進和学園」が運営する同施設での食品加工は、2014年に認定事業としてスタート。障害者ら22人が携わり、手作り、地場産ならではの味が特長のトマトジュースやピューレ、ジャムなどを開発・販売している。

 同施設の製品はイベント3日間に出展される。2日目の8日(午前11時半~午後0時半)にはステージ上で「農福(農業・福祉)連携」の取り組みも紹介する予定だ。関心を寄せた業者との商談、事業の拡大にもつながる可能性があり、市は出展費約45万円を負担して支援する。

 落合克宏市長は「産業と農業がバランスよく発展してきた平塚の中でも、農業と福祉が連携した開発は全国的にも珍しい」と強調。市産業振興課は「県域を超えてアピールし、都内の有名店などで起用されることで、ブランド力向上や高評価につなげる狙いもある」と期待している。

 しんわルネッサンスの瀬戸利彦所長は「初めての経験で緊張と期待が入り交じるが、6次産業化5年目の成果を全国に発信したい」と意気込んでいる。

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR