いつかまたこの仲間で 横浜高校 松坂大輔(中)|カナロコ|神奈川新聞ニュース

いつかまたこの仲間で 横浜高校 松坂大輔(中)

スーパースター編 29/100

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/01/30 02:00 更新:2018/01/30 02:00
神奈川高校野球100回大会 平成の怪物と県内でしのぎを削った松坂世代の誰もが信じていた。

 「松坂大輔はこのままでは終わらない」

 横浜と高校時代に最も多く投げ合った日大藤沢のエース、館山昌平(ヤクルト)は、昨年末の時点でそう予言していた。

 「大輔はね、いい意味で常に度肝を抜いてくれる。高校、西武でのデビュー戦、大リーグでも、WBCだってそう。今度もすごいことをやってのけるんじゃないかな。そうであってほしい」

 館山自身はプロ16年目のシーズンに向け、9度目となる手術を右肘に受け、復活を期してリハビリ中だ。計150針を超える手術痕が痛々しい。

 松坂を擁した横浜は2年秋から公式戦で負けなかった。最後の大会となった国体まで無傷の44連勝。日大藤沢は2年秋の県大会決勝、関東大会決勝、3年春の関東大会決勝で3度、無敵の王者の前に敗れた。

 松坂をライバルと感じたことはなかったという。「高校から本格的に投手を始めた俺にとって一番の教材だった」。同じマウンドに立つと、踏み出した足跡やプレートの位置、スパイクの刃の並び方まで観察していたこともあった。

 3年春の関東大会決勝では松坂と投げ合い、延長十三回まで持ち込みながらも及ばなかった。13回1失点の館山に対し、松坂は150球、19奪三振で完封。「3度も試合をして、3度とも勝ちきれなかった。とんでもない化け物だったけど、他の県に行ってくれとか思ったことはない。本当にすごいなって」
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