“いざ”文化財保護 防火デー前に訓練 龍宝寺
- 減災|神奈川新聞|
- 公開:2018/01/25 02:00 更新:2018/01/25 02:00
本堂に向けて放水した訓練=龍宝寺
鎌倉市消防本部の消防隊などに加え、藤沢市との市境にあたることから藤沢市消防局の消防隊を含む9隊約50人が参加した。本堂から出火し、1人が逃げ遅れたと想定。梅田良光住職(44)らが初期消火を行い、模擬の仏像などを運び出した。隊員が消防車両からホースをのばし、本堂に向けて勢いよく放水した。
郷原一己大船消防署長は「スムーズに放水できた。文化財を後世に残すため、防火に努めたい」と総括。梅田住職は「本尊は寺の精神。日ごろから火の用心を心掛けたい」と気を引き締めていた。