“トレンディー”の反骨心 桜丘 阿波野秀幸|カナロコ|神奈川新聞ニュース

“トレンディー”の反骨心 桜丘 阿波野秀幸

スーパースター編 21/100

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/01/22 02:00 更新:2018/01/22 19:17
神奈川高校野球100回大会 1982年夏の大会誌をめくると、東海大相模の名将、原貢が神奈川大会を展望し、こう発言している。「公立にいい投手がいるし、本当に分からない。一番素質があると思うのは桜丘の投手-」

 タテジマの勝負師が一目置いたエースの名は阿波野秀幸。私学の強大な戦力、絶頂期にあった横浜商(Y校)を向こうに回し、細身なサウスポーが勇名をはせていた。

 「横浜、東海、法政二、桐蔭、この辺は相当困難なチーム。いかに勝つかという努力が後につながった。Y校は同じ公立校だからライバルだった」

 体格で、環境で勝る相手をいかに打ち破るか。近鉄で女性人気を集めて“トレンディーエース”と呼ばれ、時代の寵児(ちょうじ)となった左腕の原点は、爽やかな見た目とは裏腹な泥くさい反骨心だった。
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