一年の吉凶矢で占う 寒川神社|カナロコ|神奈川新聞ニュース

一年の吉凶矢で占う 寒川神社

約8メートル先の的に矢を放つ神職=寒川神社

 ことし一年の吉凶を占う恒例の神事「武佐弓祭(むさゆみさい)」が8日、寒川神社(寒川町宮山)で行われた。雅楽が演奏される中で神職が射た矢が的に当たると、大勢の参拝客から拍手が湧いた。

 悪疫を追い払い一年の吉凶を占う神事で、毎年七草の翌日に行われる。「甲・乙・ム」の3字の変形を組み合わせた「鬼」と書かれた古式の的に、2人の禰宜(ねぎ)が交互に矢を放ち、当たった本数や命中具合によって宮司が吉凶を占う。

 ことしは6本中4本が的中。宮司は「前半の3本で2本外れたことから、本年の前半は昨年に続き、経済、社会情勢は良好とは言い難い。しかし、後半の3本が全て的中し、徐々に的の中心に近づいたことから、本年の後半は経済・社会情勢は共に好転すると思われる」と占った。

 終了後は安産・建築のお守りとして、的の両脇につるされた麻が配られた。家族で参拝に訪れた男子中学生は「昨年は部活中にけがをしてしまったので、今年は何事もなく楽しい一年にしたい」と話していた。

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