山間部 公共の足をどう守る|カナロコ|神奈川新聞ニュース

山間部 公共の足をどう守る

牧野地区で使われている乗り合いタクシー

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 相模原市緑区の山あいに位置する牧野(まぎの)地区の住民が、公共交通機関存続の危機に直面している。路線バス縮小後の代替交通である乗り合いタクシーも立ちゆかずに取りやめになる可能性が高まり、住民自らが白ナンバーの車で有償で人を輸送する「公共交通空白地有償運送」方式を含め、新たな公共交通を模索する検討会をスタートさせた。期限は約1年3カ月後に迫っている。

乗り合いタクシーも存続の危機



 市交通政策課によると、同地区では市が赤字を補填(ほてん)する生活維持確保路線として路線バスを運行している。だが、収支率が極端に悪いため2014年10月から、平日午前は通学需要の2本だけを残し、土休日はすべて廃止した。

 代替交通機関として、市が委託した業者が時刻と停留所を決めてワンボックス車で巡回し、JR藤野駅からの路線バスが通る県道76号の「赤沢」か「やまなみ温泉」バス停まで運ぶ乗り合いタクシーを導入した。予約で走る方式で3年間の実証実験を行い、1便当たりの輸送人員1・5人以上、稼働率50%以上を継続条件とした。

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