父の病死、変わった人生観 「いのちの授業」大賞に小野さん|カナロコ|神奈川新聞ニュース

父の病死、変わった人生観 「いのちの授業」大賞に小野さん

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2017/12/25 17:26 更新:2017/12/25 17:26
 子どもたちが命の大切さを作文で表現する第5回「いのちの授業大賞」(県教育委員会主催)で、県立相模原総合高校(相模原市緑区大島)1年の小野王海(たかみ)さん(15)が最優秀の知事賞に選ばれた。

 22日に開かれた全校集会で、小野さんが受賞作を朗読。取り組みを応援する県内出身者によるレゲエバンド「FIRE BALL(ファイヤーボール)」が駆け付け、命の大切さを歌った「みんなのうた」などを生で披露し、生徒と一緒に盛り上がった。

 いのちの授業は、授業や日常生活で感じた命の大切さをテーマにした作文を県内小中高校生らから募集。本年度は6026作品が寄せられた。

 全校集会では小野さんが所属する1年C組の2人の担任、新井遼太さん、大里有哉さんが11月のホームルームで、教え子や兄弟を亡くした自らの体験を生徒らに話し、命について考えてもらったことなどを報告。

 これを受ける形で小野さんが作文を朗読。小学校4年の時に父親を病気で亡くした体験を「人生で一番の恐怖と絶望を感じた」とし、「生きているということはそれだけですごい事です」とつづった。残された母親を「(自分が)甘えるではなく、守りたい大切な人に変わりました」と人生観が大きな変化を受けたことなどを朗読した。

 FIRE BALLはいのちの授業の趣旨に賛同し、横浜市内で開かれる授賞式などでこれまでも演奏を披露してきたが、受賞者の学校を訪れるのは初めて。ビートの利いた音楽とともに体育館に登場し、「同志たちよ忘れんなよ お前は一人じゃねー」などと熱唱。生徒らは立ち上がってステージ間近まで集まり、メンバーと一緒にリズムに合わせてこぶしを突き上げるなど一体になって盛り上がっていた。

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