教室に行こう 町立葉山中学校(葉山町堀内)|カナロコ|神奈川新聞ニュース

教室に行こう 町立葉山中学校(葉山町堀内)

「果てしなく続く空と未来」「太陽は希望」

歌のイメージを共有して

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歌のイメージ視覚化
 「芸術の秋」も深まった11月のある日。音楽室のテレビモニターに1年E組の生徒たちが注目した。自分たちのクラスの合唱曲に合わせた、手作りのアニメーションが静かに映し出された。

 このアニメーションは、合唱曲の歌詞のイメージをグループで話し合い、それを基に描いたスケッチをつなぎ合わせてつくられたものだ。指導には美術と音楽の先生が当たった。

 はじめに美術の先生が、それぞれのスケッチについて尋ねる。「どこまでも続く未来と果てしなく続く空のイメージを重ね合わせました」「広く果てしなく続く空の様子をグラデーションで表現しました」と、生徒らは一枚一枚のスケッチに込めた思いを発表していく。

 「扉の向こうにつながる未来を差し込む光で表現しました」「服の色は、一人一人の個性です」「大きなビルは、私たちが生きる未来の街の姿です」「太陽の光と大空は希望です」

 歌詞を視覚化したことによって曲のイメージがより鮮明になり、クラスの仲間たちと共有されていく。

 そこで今度は音楽の先生が問い掛ける。「アニメーションで情景や心の動きがイメージできました。どんなことを大切にして、この曲を歌いましょうか」

 再び生徒たちが思いを伝え合う。「歌詞の一つずつの意味を考えながら、みんなが同じイメージをもって歌おうよ」「希望の大きさや広がる未来を歌で表現したいね」「この部分はだんだん声を大きくしていくといいかもね」「伸ばして歌うところでは、果てしなさを表現したいな」-次々に声が上がる。

 みんなの気持ちが高まったところで、2人の先生から「さあ、歌いましょう」と声が掛かった。生徒たちがピアノの周りに集まった。伴奏が始まり、大きく息を吸う。一人一人が曲のイメージを脳裏に浮かべ、思いを込めて歌っていることが伝わってくる。合唱に広がりが生まれた。

 美術と音楽。二つの教科をつなげることで、それぞれの学びが深まっていく。
さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

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