地元産フルーツでビール 川崎、学生らが開発|カナロコ|神奈川新聞ニュース

地元産フルーツでビール 川崎、学生らが開発

地域のイベントで「岡上エール」や柿ワインの蒸しパンなどをPRする和光大学生

 「地元・岡上(川崎市麻生区)の主要産業である農業を活性化したい」。和光大学(東京都町田市)の学生らが地元産のブルーベリーやユズを使ったフルーツビール「岡上エール」を開発、常設販売を始めた。学生たちは材料となる農産物を栽培するなどして試作を重ね、ラベルのデザインも手掛けた。「風味豊かでフルーティーな地元産によるビール類を味わって」とPRしている。

 同大が2015年に始めた共通教養科目「地域デザイン」の授業の一環。今年も学生約50人が、麻生区内の農業生産法人カルナエストと連携し、農産物の栽培や収穫を行い、カレーなどの料理の研究、柿のドライフルーツ作り、柿ワインを使った蒸しパンなどの商品開発を行っている。

 フルーツビール造りは昨年から取り組み始め、初年度は学生や地元農家が栽培した地域特産の万福寺ニンジンや禅寺丸柿など約10種の農産物を使って試作。このうち、紫色で美しく、風味豊かなブルーベリーを多摩区のクラフトビール醸造所で5月から醸造開始。7月からJAセレサ川崎の大型農産物直売所セレサモス麻生店(麻生区黒川)で販売を始めた。

 さらに地元産のユズを使って香りが豊かな第2弾商品も今秋発売した。同大地域連携研究センター長で経済経営学部の教授は「配合などは学生が考えた。こうした果実は、酒税法でビールの原料として認められていないため、発泡酒の扱いだが、複雑な香りとフルーティーな味わいが楽しめる」と太鼓判。

 ロゴとラベルは岡上地区の特徴である田園風景と、鶴見川がモチーフ。同大3年の学生(21)は「手に取ってもらえるようなデザインを仲間が考えた。ラベルは一枚一枚丁寧に貼っている。地元の農業の振興につながればうれしい」と話す。

 教授は「地域への貢献だけでなく、地域の特性を知り、農産物をどう商品化するかなどを体験しながら学べる。今後も連携先を増やすなどし商品を開発したい」と話している。

 「岡上エール」は1本(330ミリリットル)600円。販売の問い合わせは、セレサモス麻生店電話044(989)5311。

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