沖ノ鳥島沖の米軍機墜落 「不安かき立てられる」、神奈川でも懸念|カナロコ|神奈川新聞ニュース

沖ノ鳥島沖の米軍機墜落 「不安かき立てられる」、神奈川でも懸念

 「大変に不安をかき立てられる」。第4次厚木基地爆音訴訟で原告団長を務めた金子豊貴男相模原市議は米軍機の安全性に改めて懸念を抱く。

 10月に沖縄県東村の牧草地に大型輸送ヘリが不時着、炎上する事故が起きたばかり。9月には米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)周辺を艦載機のE2D早期警戒機がエンジンに不具合を起こし、片側のプロペラが停止した状態で飛んでいた。

 金子市議は「いつまで住民を不安にさせるのか。事故原因が究明されるまで、C2輸送機の運航を停止するのは当たり前。二度と起きないようにしてもらいたい」。

 市民団体「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」の呉東正彦弁護士は米海軍横須賀基地(横須賀市)所属のイージス艦事故が相次いでいる現状を踏まえ、「米軍の安全体制が根底から揺らいでいる」と憤る。

 北朝鮮情勢で緊張状態が続く中、「(米軍は)これまで以上の加重任務で安全より効率を重視しているのではないか」。過密な東京湾での米艦船による事故を念頭に「私たちの周りで起きるかもしれない。横須賀市や日本政府は再発防止のために懸念を示さなければいけない」と強調した。

 「またか」。軍事評論家の前田哲男さんは事故のニュースに、そんな第一印象を持ったという。

 日本周辺で相次ぐ米軍事故の背景に「(2001年9月11日の)米同時多発テロ以降、アフガニスタンやイラク、ソマリアなどで戦争を続け、組織疲労があるのは間違いない」とみる。

 米海軍と海上自衛隊の訓練中に公海上で起きた事故。前田さんは「住民が危険にさらされたわけではないが、米軍による事故や事件が日本国内や周辺で多発しているだけに、政府は米側に一言あってしかるべきだ」と話す。

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