広がれ未完(ミカン)の可能性 薬膳グループ農家と催し 19日横須賀|カナロコ|神奈川新聞ニュース

広がれ未完(ミカン)の可能性 薬膳グループ農家と催し 19日横須賀

レシピ本を手にする「さんざし」の石渡さん(前列右)とミカン農家の小林さん(同左)ら=横須賀市公郷町

 薬膳の普及活動を行う横須賀市の市民グループ「薬膳の良さを広める会“さんざし”」が市内の若手ミカン農家とタッグを組み、三浦半島の特産品でもあるミカンをテーマにしたイベントを19日、産業交流プラザ(同市本町)で開く。未病効果も期待できる新レシピの発表や試食、栽培時の話など多彩な内容で、グループは「とにかくミカンだらけのイベント。ミカンの可能性を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。
 
 「ミカンマフィンは本番ではもっと皮を入れよう」「青ミカンポン酢は野菜にかけて食べる?」

 14日夜、衣笠コミュニティセンター(同市公郷町)で開かれた会議。メンバーら7人がイベント当日に提供する試食品について意見を交わした。

 「さんざし」は管理栄養士で薬膳教室講師の石渡千代さん(69)と教え子だった保育士やシンガー・ソングライター、介護職員などさまざまな職種のメンバーで構成。これまでにレシピ本「季節を彩るおしゃれな薬膳」も自費出版している。

 石渡さんによると、成熟したミカンの皮を乾燥させたものを「陳皮(ちんぴ)」、まだ青いミカンの皮を乾燥させたものを「青皮(せいひ)」と呼び、陳皮は胃腸の働きを助け、青皮は香りが良くイライラや食欲不振の時などに効果があるという。

 今回タッグを組むのは津久井浜観光農園の若手ミカン農家・小林大晃さん(26)。農園では果実の大きさをそろえるため青い状態のミカンを間引きするが、こうした「摘果ミカン」は酸っぱいなどの理由でこれまでは捨てていた。「どうにかできないか」と悩んでいたところ、グループと意気投合。イベントでは「薬膳とみかんの話」と題し、石渡さんと小林さんがミカンの歴史や効能、栽培時の話などを披露するほか、ミカンをテーマにした紙芝居も上演される。

 午後4時半~同6時半。会費は一般1500円、学生千円で定員80人(要申し込み)。参加者にはレシピ本とミカンを使ったオリジナルレシピカードがプレゼントされる。問い合わせは、さんざしの松本睦さん電話090(6135)1607。

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