三浦定住、官民で促進 相談対応や「お試し」支援|カナロコ|神奈川新聞ニュース

三浦定住、官民で促進 相談対応や「お試し」支援

移住相談も担う「MISAKI STAYLE」のメンバー

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 人口減少が続く三浦市での定住促進に、地域住民が一役買っている。有志で市民グループを結成。独自に相談所を設けて移住希望者が三浦を知るきっかけとしての役割を担う一方、市の事業「トライアルステイ(お試し居住)」では参加者の滞在中の生活をサポートし、交流会やツアーも開く。三浦を知り尽くした住民ならではのきめ細かな対応で移住を後押しする。  「MISAKI STAYLE(ミサキステイル)」はメンバー5人。市内に住む菊地未来さん(28)が発起人となり、昨年末に結成された。

 今年8月からは三崎の下町地区の古道具店「ROJI」で移住相談に対応。ROJIを経営する安原芳宣さん(57)が住まいの希望条件を聞き、メンバーの不動産業者が該当物件を紹介する。「(場所は決まっていないが)まずは住んでみたい」といった漠然とした相談に乗るほか、学校や病院、飲食店、薬局など生活に密着した情報を伝えることもある。これまでに14件の相談があり、うち2件が転入につながったという。

 安原さんは自身も10年前に市内に移り住んだ経験から、「地域への溶け込み方など移住者だからこそできるアドバイスをしたい。三浦での生活を考える第一歩として、気軽に立ち寄ってほしい」と話す。

 一方、トライアルステイでは、本年度は委託を受けて参加者の生活サポートを担当。コインランドリーやごみ捨て場の位置など生活情報が多く記された地図を作製したり、「土地勘がなくて目的地にたどり着けない」といった困り事などに対応したりと、奔走している。

 交流会を開催し、4日には参加する2家族とステイルのメンバーらが海南神社や商店街など下町地区を散策。18日にはバスツアーを開催し、三浦海岸や城ケ島などをガイドするほか、郷土料理づくりなどを通じて三浦の魅力を体感してもらう予定だ。

 菊地さんは「良いところも悪いところも知ってもらい、移住まで至らなくても(自宅と三浦の)二拠点居住や三浦ファンになってもらうことにつながれば」と話している。

 トライアルステイは市が東京都内の不動産業者などと連携し、2015年度から実施。15年度は21組、16年度は20組が市内の空き物件に短期滞在し、これまでに1組が移住している。

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