〈時代の正体〉「朝鮮学校に補助金を」 住民ら署名活動 川崎桜本商店街|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉「朝鮮学校に補助金を」 住民ら署名活動 川崎桜本商店街

署名の呼び掛けに応じる地域住民ら=川崎市川崎区の桜本商店街

 【時代の正体取材班=石橋 学】外国人学校への学費補助を朝鮮学校に通う子どもだけ受けられていない問題で8日、補助金の支給再開を神奈川県に求める署名活動が川崎市川崎区の桜本商店街で行われた。桜本地区は在日コリアン集住地域で川崎朝鮮初級学校がある。「地域の子どもたちがふるさとの言葉や文化を安心して学べる環境を整えるのは地域社会の務め」と住民有志が呼び掛けた。

 「私たちの街の学校、朝鮮学校をみんなで守ろう」というのぼり旗に「子どもたちの教育権を守ろう」のプラカード。「県は政治・国際情勢に左右されずに学ぶ権利を保障しようと補助制度を設けた。なのに教科書に拉致問題の記述がないことを理由に朝鮮学校だけ排除されている。公による差別が行われている」

 トラメガの声に道行く人が次々と筆を執っていく。

 「北朝鮮の問題を持ち込むなんて筋違い。地域の人が声を上げれば、引け目を感じているかもしれない朝鮮学校の子どもたちに元気になってもらえる」。足を止めた女性(37)は桜本小、桜本中時代、分け隔てなく学び遊んだ在日コリアンのクラスメートを思いだしたという。「大家も、隣人も、母が働く焼き肉店の経営者も在日。支え、支えられながら共に暮らすこの街では、朝鮮学校が平等に扱われないのはおかしいと感じるのは当たり前」

 署名は人権・平和団体などでつくる「朝鮮学校に通う子どもたちへの『学費補助』再開を求める県民会議」が集約し、年内にも県に提出する。

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