迫力の映像堪能を 横浜で29日まで渡辺豪さんが個展|カナロコ|神奈川新聞ニュース

迫力の映像堪能を 横浜で29日まで渡辺豪さんが個展

少しずつ変化する映像インスタレーションが楽しめる会場=横浜市民ギャラリーあざみ野

 デジタル技術を駆使した映像作品を発表している美術家、渡辺豪さんの個展「渡辺豪 ディスロケーション」が、横浜市民ギャラリーあざみ野(同市青葉区)で開催中だ。迫力ある映像インスタレーションを堪能できる。29日まで。入場無料。

 渡辺さんは1975年兵庫県生まれ。2013年に五島記念文化賞美術新人賞を受賞し、五島記念文化財団の支援を受けて、約1年間の海外研修をフィンランドで行った。

 フィンランドでは、太陽が沈まない夏の白夜や、太陽がほとんど昇らない冬の極夜を体験。太陽の光によって生じる感覚的なギャップは、物の捉え方にも変化をもたらしたといい、こうした感覚を映像で表現した25点が会場に並ぶ。

 「M5A5」という作品は、同地で滞在した部屋の台所の棚や食器などをCGで緻密に再現。コップや皿が棚から落ちて空中で割れていく様子が、少しずつ進むスローモーションで表現されている。展示室の壁や床など4面に映し出され、静かな迫力がある。

 同ギャラリーの担当者は「じっと見ていると、自分の感覚にも混乱が起こってくるようで、不思議な魅力がある」と話した。

 23日休館。午前10時~午後6時。問い合わせは、同ギャラリー電話045(910)5656。

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