将棋のはなし(26)心が折れない妙案?|カナロコ|神奈川新聞ニュース

将棋のはなし(26)心が折れない妙案?

日本将棋連盟指導棋士五段、本紙将棋担当記者

【2017年9月24日紙面掲載】

 この1年、暇さえあればスマートフォンを握り締めている。「ポケモンGO」ではない。リバーシ(オセロ)、囲碁、そして将棋である。

 通信対局で相手は自動に決まる。持ち時間は5分や3分の切れ負け。すぐ終わるのでどんどん対局した。

 きっかけは昨秋に開催された第2回トライボーディアン日本選手権。同じ人と3種目を戦い、6回戦全18局で優勝を決める大会だ。44人中32位と惨敗に終わり、リベンジに向けて特訓を始めた。

 何事もまず計画が大切である。全勝だった将棋は気にしても仕方ない。プロ棋士や全国クラスのアマ強豪に当たらなければ大丈夫だろうし、いまさら勉強したって伸びしろがあるわけないし。

 全敗を覚悟しながら奇跡の2引き分けを得た囲碁は、ちょっとぐらい強くなっても大差ない。でも私のようなタイプと当たるかもしれないので、ある程度は練習しよう。

 最も力を入れたのは、それなりに経験を積んだのに1勝5敗と散々だったリバーシ。数千局打った成果はまずまずで、1年前の自分になら8割は勝てると思う。

 負けが込んで嫌になると、将棋に移って勝つ喜びを味わった。逆に調子がいい時は囲碁に挑戦。勝てなければ再び将棋で発散する。心が折れないように考えた妙案だ。

 しかし、気がついたら将棋の局数が囲碁より多い。とんだ計画倒れ、間抜けな話である。

 第3回大会は11月4日。いよいよ追い込みだ。

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