横浜沖バラバラ強殺事件:「裁判員」初の死刑確定、被告が控訴取り下げ/横浜地裁|カナロコ|神奈川新聞ニュース

横浜沖バラバラ強殺事件:「裁判員」初の死刑確定、被告が控訴取り下げ/横浜地裁

男性2人を殺害し、遺体を切断、遺棄したとして強盗殺人などの罪に問われ、昨年11月に横浜地裁で裁判員裁判初の死刑判決を受けた池田容之(ひろゆき)被告(33)が17日までに、東京高裁への控訴を取り下げ、刑が確定した。裁判員裁判の死刑確定は初めて。

池田被告は16日、勾留中の横浜拘置支所を通じて、控訴を取り下げる文書を提出した。

一審横浜地裁判決は「あまりに残虐で非人間的。議論を尽くしたが、極刑で臨むことはやむを得ない」と死刑を言い渡した。

裁判員裁判で初となった死刑判決をめぐっては、朝山芳史裁判長が判決言い渡し直後に「控訴を勧める」と異例の説諭を行っていた。池田被告は、極刑を望む遺族の意向や控訴が遺族の感情を逆なでする恐れがあるとして判決を受け入れる考えを示したが、「生きて償うべきだ」として一審弁護団の判断で控訴していた。

一審で主任弁護人を務めた青木孝弁護士は「被告の意思を尊重しなければいけないが、一審判決は『失っていた人間性を回復した』と更生の可能性を見いだしており、控訴審という新たな判断を待たずに死刑が確定するのは残念だ」と話した。遺族の代理人を務める武内大徳弁護士によると、遺族は「コメントを出す気持ちにはなれない」と話しているという。

一審判決によると、池田被告は2009年6月、東京・歌舞伎町のマージャン店経営者=当時(28)=ら2人を千葉県内のホテルで殺害。遺体を切断し、横浜市内の海などに遺棄したほか、約1300万円を奪った。

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