歌声で分かち合う感動♪ 17日チャリティー公演|カナロコ|神奈川新聞ニュース

歌声で分かち合う感動♪ 17日チャリティー公演

本番に向けて練習するメンバーと堀口さん(右)=横浜市中区山下町のスタジオ

他の写真を見る
 障害がある人も高齢の人も、みんなで声を合わせて感動を共にしようと、県内のコーラスグループがチャリティー公演を行う。本番は17日。横浜や逗子市、葉山町のコーラスグループ、障害者グループも登壇、総勢約100人が歌声と思いを重ね合わせる。2年に1度の公演とあって練習にはひときわ熱が入る。

 横浜市中区のスタジオ。にこやかな指導にも本番を目前に控え厳しさが入り交じる。「そこから早めに! クレッシェンド! そう」「アルト、もっとできる!」

 わずかなズレが整えられ輪郭が際立つ。空間を満たすように歌声のハーモニーが一致した瞬間、共鳴が広がる。わずか二言、三言の呼び掛けで少しずつ、しかし確かに磨かれていく。

 指揮するのは逗子市に住む声楽家の堀口みどりさん(61)。20年ほど前から複数のコーラスグループを率いつつ、障害者施設へ通いボランティアでコーラスを教えている。今年で9回目を迎える公演にはそのメンバー全員が登壇する。

 きっかけは義父が脳血栓で倒れリハビリ施設に通うようになり、そこで歌を披露したところ想像以上に喜ばれたからだった。「歌は、いつでも、誰でも楽しめる。声が出なくてもリズムを刻むことができる。絶妙に重なり合ったとき、響きは何倍にも大きくなる」

 だから合唱というスタイルが好きだ。全身を使って発する歌声、そして生まれるハーモニー。その中心で両の手を振り、旋律を率いる。「素晴らしい瞬間を私が一番先頭で味わえる。何年も続けてこられたのは私自身が勇気づけられ、感動をもらえるから」

 障害のある人の中には思うように声が出ない人もいる。それでも練習の成果を披露し、楽しくリズムに乗る。「感動は、その日、その場にいた人にしか味わえない。来場者と一緒に感動を共にしたい」。2年前の喝采を思い返すように「10回を目指して頑張るわ」と話した。


 公演は逗子市の逗子文化プラザ「なぎさホール」で午後1時開場。入場料千円。ドラマの主題歌や映画音楽など全19曲を披露する。収益の一部を福祉団体に寄付する。問い合わせは逗子レコード電話046(871)3017。

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR