縁のものがたり@砂交じりの友情 茅ケ崎が生んだ2人の音楽少年|カナロコ|神奈川新聞ニュース

縁のものがたり@砂交じりの友情 茅ケ崎が生んだ2人の音楽少年

音楽プロモーター 宮治淳一(62)× 歌手 桑田佳祐(61)

 茅ケ崎市のシンボル「烏帽子岩」に4月、米ロック歌手、エルビス・プレスリーの名曲「ブルー・スエード・シューズ」を歌う桑田佳祐(61)の声が響いた。1200万年前に誕生したといわれる岩礁に楽器が運ばれ、演奏が行われたのは初めて。きっかけは桑田の還暦を祝いたいという同級生たちの思いだった。
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 茅ケ崎で生まれた2人の少年を、音楽の神様が引き寄せた。

 桑田と、音楽プロモーター宮治淳一(62)は、茅ケ崎小学校と同市立第一中学校の9年間を共にした。

 中学1年生の時、宮治はプロ野球の巨人軍で活躍していた長嶋茂雄に憧れ、野球チームに入団。そこに桑田がいた。「桑田はピッチャーだったけど、球が遅くてね。みんな遅い球を待てなくて、振っちゃうの」と愉快そうに振り返る。

 同じクラスになった中学3年生の時、宮治が音楽好きだと知った桑田が「おまえ、ビートルズ好きなんだって。うちにレコードあるよ」と誘った。

 五つ上の姉の影響で音楽に興味を持っていた宮治は「小遣いをためて月に1度、東京のレコード店を巡っていた。この身を音楽で焦がしたい。レコードの奴隷だった」というほど。一方の桑田は4歳上の姉が聴かせてくれたザ・ビートルズや、内山田洋とクール・ファイブなどの歌謡曲が子守唄代わりだった。

 ビートルズのレコードは当時2枚しか持っていなかった宮治。桑田家には全てそろっていると聞き、「行く!」と即答。放課後は桑田の家に入り浸るようになった。

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