地元の意匠 芝山漆器200点 横浜・岩崎ミュージアムで展示会|カナロコ|神奈川新聞ニュース

地元の意匠 芝山漆器200点 横浜・岩崎ミュージアムで展示会

24日まで

伝統技術を受け継いだ労作が並ぶ会場 =岩崎ミュージアム

 横浜開港時に生まれた美しい漆工芸の伝統を今に伝える「横浜芝山漆器展」が13日、横浜市中区の岩崎ミュージアムで始まった。漆器工芸師の宮崎輝生さんらが指導する横浜芝山漆器研究会と同ミュージアムの主催。24日まで。

 同会で技術の習得に励んでいる会員約30人と宮崎さん、漆芸家の赤堀郁彦会長(80)ら講師の作品約200点を展示販売している。

 横浜芝山漆器は、江戸時代に千葉の芝山専蔵が始めた芝山象眼の技術を、開港期の横浜で欧米への輸出品として発展させたもの。貝や象牙、サンゴなどを彫り込んで動植物をかたどった細工物を漆器の表面にはめ込んでおり、浮かび上がって見える特徴がある。

 会場にはこうした伝統的な技を生かした装身具、箸や皿などの食器、額絵など丁寧に作り込んだ労作が並んでいる。

 会員の収集品で明治期の作品も展示しており、手の込んだ象牙細工の帯留めや美しい蒔絵(まきえ)のくしなどを堪能できる。

 赤堀会長は「横浜だけに伝わる伝統技術を後世に伝えようと活動している。貴重な技を見てほしい」と来場を呼びかけた。

 午前9時40分~午後6時(最終日は午後5時まで)。19日休館。入場料は一般300円。問い合わせは、同ミュージアム電話045(623)2111。

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR