六角橋商店街、高齢者に優しい街へ 認知症啓発へ神大生ら協力|カナロコ|神奈川新聞ニュース

六角橋商店街、高齢者に優しい街へ 認知症啓発へ神大生ら協力

18日からイベント

「オレンジプロジェクト」に携わる(左から)佐藤さん、六角橋地域ケアプラザの原島隆行さん、池田さん、石原さん =横浜市神奈川区の六角橋商店街

 六角橋商店街(横浜市神奈川区)が、地域と協力しながら「高齢者に優しい街」づくりに取り組んでいる。商店主の多くが認知症サポーターになり、敬老の日の18日から「世界アルツハイマーデー」の21日まで認知症啓発イベント「オレンジプロジェクト」を開催。高齢者がより安心して暮らせる街を目指している。

 8月30日、同商店街で「認知症サポーター養成講座」が開かれた。「認知症の人と接するときは、驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない、否定しないことが大切」「様子が気になる人がいたら、ケアプラザなどに相談して」。市六角橋地域ケアプラザ(同区)の職員がそう解説すると、受講した商店主らは熱心にメモを取った。

 プロジェクトは昨年、六角橋自治連合会と同ケアプラザ、神奈川大学の学生による「まち×学生プロジェクト」の企画としてスタート。同商店街で認知症への理解を深めるランチョンマットを使い、ポスターを掲示した。

 今回はより積極的な催しとして、同商店街で開業する整骨院の体操指導や、認知症の当事者がボランティアで売り子を務める「へっちゃら商店」、神大のボランティアサークル「GLOBAL YEN LEAP」の学生によるサポーター講座などが行われる。

 プロジェクトに加わる神大生も意欲的で、3年生の池田知弥さん(20)は「大学と地域の関わりができてきたので、学生も気に留めてもらいたい」。佐藤瞳さん(20)は「認知症の人への接し方は、すべての人に優しい接し方。高齢者も暮らしやすいまちづくりに貢献したい」と話す。

 同商店街と高齢者は深い縁がある。170軒の中には、80代の商店主もいる。足しげく通い、親しくなった客もだんだん年を取り、「『あの人、最近見ないね』と話すことがある」と同商店街連合会会長の石原孝一さん(58)。

 その気付きをケアプラザなどにつなげ、「話題にするだけでなく、一報して様子を見てもらう」形にすることを思い描く。その糸口になる認知症サポーターは、8月末現在で59店舗の約80人が認定された。

 同商店街の取り組みは今後も続ける予定だ。石原さんは「認知症の人が商店街で安心して見守られていると、家族の人が感じられるようになればうれしい」と意気込む。

 プロジェクトの問い合わせは、同ケアプラザ電話045(413)3281。

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