川崎市長と高校生が公約討論 達成状況や課題を検証|カナロコ|神奈川新聞ニュース

川崎市長と高校生が公約討論 達成状況や課題を検証

県立川崎高、新城高17人

福田市長(手前)に公約の達成状況などを質問する高校生ら=川崎市川崎区駅前本町

 11月18日に1期目の任期満了を迎える川崎市の福田紀彦市長の公約(マニフェスト)を巡り、高校生が市長と意見を交わす「マニフェスト検証会」が10日、同市川崎区駅前本町で開かれた。川崎青年会議所(JC)の主催。生徒17人が公約の達成状況や市政課題に対する方針をただした。

 川崎JCが若年層の政治参加を促すシチズンシップ教育の一環として企画。県立川崎高と同新城高の17人の生徒が2013年市長選で福田氏が掲げた14テーマ26項目の公約を事前に勉強した上で臨んだ。

 目玉公約の「中学校給食のスタート」を取り上げた男子生徒は「(自校ではなく集中調理する)センター方式を採用したが、衛生管理は大丈夫か」と質問。市長は「南部のセンターが稼働し、私も食べた。温かくておいしかった。センターは最高水準の衛生管理体制が取られており、安心してほしい」と説明した。

 「小児医療費の小学6年まで無料化」の公約を取り上げた女子生徒は「中学3年まで無料にすべき」と主張。市長は「公約では『無料』としたが、実際は4~6年生に助成対象を拡充する際に(必要以上に病院に通う)頻回受診をなくすため、500円の負担をお願いした」と修正点を説明。その上で「中学3年までの拡充は考えていない。国がどこに住んでも一律の医療を受けられる考え方を示すべき」と持論を述べた。

 未達成の公約に鋭い質問も。男子生徒が「『文化専門官を配置し長期的文化施策を進める』とあるが、進捗(しんちょく)は」と問うと、市長は苦笑い。その上で「調べてみて、少数の文化専門官を置くことが必ずしも文化振興につながらないと思った。私の中では失敗の政策だ」と潔く認めた。

 このほか路上喫煙対策や治安対策、文化政策、生活保護などに質問が及んだ。

 市長は一通り答えた上で「こうした検証を繰り返すことが主権者教育には大切。多様な意見を認めながら主張していく、そんな土壌をつくり出すことが大事だと思う」と検証会の企画もたたえた。

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR