「横須賀復活がゴール」上地市長が初の所信表明|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「横須賀復活がゴール」上地市長が初の所信表明

就任後初の所信表明演説をする上地市長=横須賀市議会

 横須賀市の上地克明市長は4日、市議会本会議で7月の就任後初となる所信表明演説を行い、「横須賀の復活こそが私の目指すゴールだ」と決意を述べた。「横須賀が衰退の一途から脱却するためには今がラストチャンス」とも強調。「今こそ積極投資する市政へと転換するべきだ」と力を込めた。

 上地市長はまず「政治・行政の要諦は住民福祉の向上と経済の活性化だ」と説明。「この8年間、年々増加する社会保障費への対応に多大な経費が必要だということを理由に、打つべき施策を行ってこなかった。これが今日の横須賀の衰退を招いた元凶」と前市政を批判した。

 その上で「海洋都市」「音楽・スポーツ・エンターテイメント都市」「谷戸再生」の3つの構想で横須賀を復活させると強調。具体的な施策として「経済・産業」「にぎわい」「子どもの教育」「暮らしやすさ」の4つのテーマで復活計画を掲げた。

 このうち「経済・産業の復活」では国道357号線の延伸に加え、中心市街地や京急線追浜駅前、JR久里浜駅周辺などの再開発が横須賀の経済を飛躍させる原動力になるとし、「国や県と連携し、早期に実現させる」とした。

 また「子どもの教育の復活」では、幼稚園・保育園の段階的無償化のほか、小児医療費の助成については対象年齢の上限をこれまでの小学6年から中学3年まで引き上げ、所得制限も撤廃するとした。

 こうした復活計画については、今後4年間で戦略的に進めていく行政計画として来年度を初年度とする「横須賀再興プラン(仮称)」を策定するという。

 一方で基地問題については「横須賀が日本、ひいてはアジア太平洋地域全体の安全保障を支えている現状に誇りを持つべきだ」とし、「自衛隊、米海軍関係者とこれまで以上の関係を築き、課題解決に取り組みたい」と述べた。

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