絵本基に作曲 「命」歌う合唱団 小児がんで死去 6歳少女の実話|カナロコ|神奈川新聞ニュース

絵本基に作曲 「命」歌う合唱団 小児がんで死去 6歳少女の実話

「光の中の結婚式」を披露したきらきら湘南のメンバー=藤沢市民会館

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 藤沢市の女声合唱団「きらきら湘南」を指導する細木佳子さん(54)が、絵本を基にした楽曲「光の中の結婚式」を書き上げた。曲に込めたのは「命を大切にする気持ち」。絵本は道徳の教科書に採用されたことから、絵本の作者も「登場人物に思いをはせた細木さんの行動に、授業のヒントがある」と注目している。

 絵本は、NPO法人「いのちをバトンタッチする会」代表の鈴木中人さん(59)=愛知県豊田市=が、2014年に制作した「6さいのおよめさん」。小児がんと闘いながら前向きに生きた長女景子ちゃんの実話を一冊にまとめた。「早くおよめさんになりたい」という夢を抱いたまま6歳で亡くなり、出棺する際に白いドレスの花嫁姿にして送り出したというエピソードがタイトルの由来だ。

 細木さんが絵本を手に取ったのは1年ほど前。その後、全国を回って命の大切さを伝える鈴木さんの講演を聴き、わが子を救えなかった親の悲痛な思いも知った。

 20歳になる娘を重ね合わせる細木さん。「景子ちゃんはきっと、両親と出会えてうれしかったはず。『ありがとう』というメッセージを鈴木さんに届けたいと思った」。優しいメロディーに、景子ちゃんの目線で歌詞を乗せていった。

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