湘南平で永遠の愛誓う 結婚披露宴の聖地へ地域振興策|カナロコ|神奈川新聞ニュース

湘南平で永遠の愛誓う 結婚披露宴の聖地へ地域振興策

眼下に湘南エリアを望める湘南平は「フォトウエディング」にも最適という(Hearty Time提供)

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 県の景勝50選に選ばれている湘南平(平塚市万田)に新たな活用プランが浮上している。湘南エリアを一望できるデートスポットでもある地の利を生かし、民間企業が共同で結婚披露パーティーの開催などを企画している。湘南平を含む高麗山公園を運営する平塚市も地域振興策として後押しする構えで、早ければ9月にも祝福の宴の舞台になりそうだ。

 「湘南平の新しい魅力と結婚披露パーティーという幸せな瞬間を、地元のパワーでつくり上げたい」

 そう力を込めるのは、同市のイベントブライダル企画会社「Hearty Time」代表の竹本有希さん。湘南平は恋人が電波塔の金網に南京錠を掛けて愛を誓う「儀式」があることでも有名で、結婚披露宴の司会業も手掛けている竹本さんは「思い出の地で挙式したい」との声をたくさん聞いてきたという。

 都市部で高額な費用がネックとなり、披露宴離れが進んでいることも念頭に入れ、小規模でも温かみのあるパーティーを立案。舞台とする湘南平は富士山も望める絶景地で、記念日を一枚の写真に残す「フォトウエディング」の場所としても最適という。

 主要会場となるのは、湘南平のレストハウス内にあるレストラン「Flat」。同レストランオーナーの相原伸美さん(62)はこれまでにも個人単位で披露宴開催の問い合わせがあり、需要を感じていたという。「360度の景観と地産地消の料理が演出する、カジュアルな披露宴があってもいいのではないか」と、平塚産の野菜や魚をふんだんに使った料理でサポートを約束する。

 一方、市と大磯町にまたがる高麗山公園を運営する市側も乗り気だ。市が所有している湘南平のレストハウス展望台や電波塔での撮影も認める方針という。

 市は6月に施行された改正都市公園法に基づいた民間委託による公園の有効活用を目指しており、担当課は「(パーティーの)ゲストなどに(湘南平を)新たに知ってもらうにはいい機会。観光施設に人を呼び込めば活性化にもつながる」と理解を示す。

 6月末には希望者向けに内覧会を開催し、料理や眺望、レストラン内でのパーティーの流れを説明。高評価が寄せられ、手応えを感じているという。受け付けを既に始めており、現在は9月1日からの開催に向けて細部を詰めている。竹本さんは「告知に協力したいという申し出もあり、手応えを感じている分、何とか形にしたい」と意気込んでいる。

 問い合わせは、竹本さん電話070(4403)3181。

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