15日に終戦記念日特集を発行 河野洋平さん、安田菜津紀さんらが語る戦争と平和|カナロコ|神奈川新聞ニュース

15日に終戦記念日特集を発行 河野洋平さん、安田菜津紀さんらが語る戦争と平和

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2017/08/13 02:00 更新:2017/08/15 00:08
 神奈川新聞社は終戦記念日の15日、特別紙面「時代の正体 終戦記念日特集」を発行する。ハト派としてアジア外交や軍縮、核問題に力を注いできた元自民党総裁で、衆院議長も務めた河野洋平氏(80)が単独インタビューに応じ、安倍政権や現在の自民党の在りよう、平和への思いを長時間にわたって語った。

 開口一番、河野氏は言った。「安倍政権というのは実に不思議な政権だ。国民に寄り添って、国民のニーズを受けて政治をやるというのではなくて、自分のやりたいことをやる印象だ」

 だが、その政権も分水嶺(れい)を越えた、と見る。そして現政権、現自民党に対する思いをつまびらかにした。

 外相も歴任した河野氏はアジア和平についても言及。熱を込めて語った外交論は、インタビュー直後に外務大臣に就任した息子・太郎氏(54)にこそ聞かせたい言葉のようだった。

 さらに紙面では、TVコメンテーターとしても活躍する横須賀市出身のフォトジャーナリスト安田菜津紀さん(30)が登場。中東で戦争と隣り合わせで暮らす市井の人々と触れ合ってきた取材経験から、遠いかの地の戦争も日本人と決して無縁ではなく、「私たちにも当事者としての側面がある」と指摘する。

 今年5月3日の憲法記念日に安倍首相が披歴した改憲案については、学習院大教授の青井未帆さん(44)が、その問題点を読み解いた。「立憲主義や民主主義をうち捨て、自衛隊員の法的地位さえもいま以上に不安定にしようとしている」

 格差社会、分断社会の実相をえぐり、その処方箋を示したのが慶応大教授の井手英策さん(45)。小田原市の「生活保護ジャンパー問題」を検証する有識者会議の座長も務めた井手さんは、この分断を乗り越えるための新たな再分配政策を掲げる。母子家庭で育った自身の生い立ちとも重ね、訴える。「運が悪いだけで不幸な目に遭うような社会は絶対許せない」

 特別紙面では識者インタビューだけでなく、神奈川新聞が戦前戦中にどのような報道をしてきたのか、過去の紙面をひもときながら、「いまこの時代」を考える。【時代の正体取材班】

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