リニア回送線活用を 旅客線化へ市民協議会相模原|カナロコ|神奈川新聞ニュース

リニア回送線活用を 旅客線化へ市民協議会相模原

市民協議会の会長に就任した津久井商工会の関戸会長=相模原市緑区中野

 回送線の活用を-。JR東海が相模原市緑区鳥屋地区に建設を計画しているリニア中央新幹線関東車両基地への回送線の旅客線化を求める市民協議会が発足した。利便性向上と地域の発展につながるとして、地元自治会関係者や経済界のトップが顔をそろえた。山陽新幹線の博多南駅を先例に、今後は情報収集や分析を進めるとともに、JR東海や国、県などへ要望活動を行っていく。

 5日に同区中野で開催された設立総会には、発起人として旧津久井4町の商工会、観光協会、自治会連合会、財産区、リゾート施設の代表ら約20人が参加。会長に就任した関戸昌邦さん(津久井商工会会長)は「視察やアピールが大事になってくる。要望もアクティブに実行していきたい。この地域はまとまりが強い。こうした基礎を背景にいろいろな方々の力をお借りしたい」と結束を強調した。

 地元選出の国会議員4人が顧問、同じく県議2人が相談役、市議10人が参与に就任した。

 事務局を置く津久井商工会や出席者の説明によると、車両基地への回送線を旅客線化した先例は山陽線新幹線のケースがある。JR西日本の車両基地(博多総合車両所)と博多駅間の約8・5キロを旅客線化する要請活動の結果、車両基地に博多南駅を新設し、在来線として営業運行することになった。

 開業時の1990年には1日当たり4546人だった乗降客は、2014年に1万3517人と大幅に増え、地元の福岡県那珂川町の人口も約3万6千人から増加し、5万人を超えている(15年国勢調査)。

 橋本駅近くに建設されるリニアの神奈川県駅(仮称)と関東車両基地の間もほぼ同距離で、鳥屋地区に新駅を設置することで、人口減少に歯止めをかけ、観光を含めた地域の活性化を目指すとしている。

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