美術への関心高めて 石橋財団ARCが教育機関と連携|カナロコ|神奈川新聞ニュース

美術への関心高めて 石橋財団ARCが教育機関と連携

児童・生徒の受け入れを本格に始めた石橋財団アートリサーチセンター=東京都町田市小山ケ丘2丁目

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 美術に関心が高い人を増やそうと、東京都町田市小山ケ丘の「石橋財団アートリサーチセンター(ARC)」が4月から、周辺の教育機関と連携し、児童・生徒の受け入れや子ども向けワークショップ、美術講座などの「ラーニングプログラム」を本格的に始めた。大学生以上の研究者を対象に所蔵図書も限定公開している。

 ARCは、公益財団法人石橋財団(石橋寛理事長)が2015年5月に設立。所蔵作品約2600点を誇るブリヂストン美術館(東京・京橋)のバックヤード(倉庫や作業場)として美術品の調査研究・保存修理、資料保管を担う。

 1952年に開館した同美術館は現在、新築工事中で、2019年秋に開館予定。世界有数のタイヤ・自転車メーカー、ブリヂストンの創業者石橋正二郎(1889~1976年)のコレクションが基礎となっており、西洋近代美術ではモネ、ルノワール、ピカソ、日本近代洋画は藤島武二、青木繁、近代彫刻ではロダンなど幅広い。

 作品を貯蔵する収蔵庫はARC内に絵画、版画、立体彫刻に分けて三つあり、室温22度、湿度55%を維持している。

 ラーニングプログラムでは、室内の設備を事前予約制で公開し、施設の機能や美術館を裏側で支えている活動を紹介。ホールなどで作品制作を行う子ども向けワークショップや学芸員による美術講座も開催する。4月から6月までに5回開催され、年内にも4回予定されている。

 和書約1万7千冊、洋書約6500冊があるライブラリーの利用は、大学教員や大学生など研究者に限定。事前予約制で毎週木曜日に閲覧できる。

 3日に施設見学会が行われ、同美術館の貝塚健学芸部長は「セキュリティーの観点から学校や美術関係者に限定しているが、いずれは美術愛好家にも公開できれば」と話していた。問い合わせは、同館代表電話03(3563)0241。

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