新野菜、茅ケ崎の特産に 若手農家がトルコナス栽培

最盛期を迎えているトルコナスを前にした茅ケ崎の若手農家チーム。左から清水さん、岡本さん、脇さん=JAさがみ茅ケ崎営農経済センター

 皮が真っ白な新野菜「トルコナス」の栽培に励む若手農家がいる。茅ケ崎市中島の清水俊朗さん(31)ら3人で、トルコナスの開発を手掛ける種苗会社によると、全国でも市場に出荷しているのはこの3人だけという。ちょうど夏場が出荷の最盛期。清水さんら3人は「いずれは茅ケ崎の特産品と言われるようにしたい」と意気込んでいる。

 若手農家3人は、清水さんと、同市堤の岡本伸重さん(25)、同市中島の脇祥平さん(30)。清水さんと岡本さんは代々続く野菜農家の跡継ぎで、脇さんは縁あって新規就農したホープだ。

 3年前にJAさがみ管内の農家たちで発足した「さがみマーケティングチーム(MT)茅ケ崎出荷組合」のメンバー。若い世代で農業を盛り上げようと、新品種の導入に取り組んでいく中で、この新野菜にも着目したという。

 ナスがもともと地元の主要作物だったこともあり、シマムラサキといわれるナスなどいくつか取り組んだが、昨年試しに始めたトルコナスが市場から高評価を受けた。甘味やうま味が濃厚で、もっちりトロッとした食感が人気を呼んだ。

 昨年は3人合わせて計90株だったが、ことしは約10倍の1080株を栽培。出荷拠点のJAさがみ茅ケ崎営農経済センターで6月末から連日出荷に追われ、7月半ばからは平均50~60ケース(1ケース10~16個)を市場に送っている。

 県内の主要スーパーはもちろん、地元の青果店からも引き合いがあり、遠くは県西地域の料亭から声が掛かるという。ツヤのある乳白色のナスは和食から中華、イタリアンまで多くの料理に相性が良く、みそ汁や炒めものでも色移りしないと評価される。

 「油の味が引き立つ感じがする」とは、JAさがみの職員。3人は「手応え十分で楽しんでやっている。ゆくゆくは茅ケ崎のナスとして認めてもらえるようにしていきたい。そのためにも息長く続けられれば」と話している。

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