【産地直売】幸亀園/川崎市麻生区 笑顔が“頑張る糧”に|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【産地直売】幸亀園/川崎市麻生区 笑顔が“頑張る糧”に

買う・食べる@木曜日

園主の宮田三好さん

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【2017年7月13日紙面掲載】
 小田急線新百合ケ丘駅からバスに揺られること約10分。閑静な住宅街に、ブルーベリー農園「幸亀園」はある。毎年7月20日前後に開園し、夏休みを利用して多くの家族連れが摘み取りを楽しむ。今年は8月中旬まで開園する予定。

 甘みが強く、柔らかい実が特徴のラビットアイ系の品種約450本を植栽。実は軽くひねるだけでぽろりと取れるため、小さい子どもや年配者でも簡単に摘み取りができる。園主の宮田三好さん(66)は「人目につかない葉の裏側に、鈴なりの実が隠れていることが多いので狙い目です。ぷっくりとした大きな実を選ぶと、みずみずしくて味が濃いですよ」とアドバイスする。

 入園料はかからず、摘み取った分を量り売りするシステム。常連客の中には、一度に10キロも摘み取る人もいるという。長期間、ブルーベリーを味わいたい人には、冷凍保存がお勧め。シャリシャリとした食感のシャーベット状になり、生の状態とまた違ったおいしさを楽しめる。冷凍したものを、炭酸飲料やワインなどに入れて味わうのも一興だ。

 宮田さんが苗木を植えたのは1994年。当時、日本ではブルーベリーの栽培が今ほど広まっていなかった。東京農工大学が開催する講習会に参加したり、そこで出会った仲間と情報交換をしたりと、地道な努力を重ねて栽培方法を習得し、97年、開園にこぎつけた。当初は、来園客のほとんどが完熟のブルーベリーを食べたことがなく、摘み取ったばかりの実を食べて「こんなに甘いとは思わなかった」「酸っぱくなくておいしい」といった声が上がったという。宮田さんは「ブルーベリー本来の味を知ってもらったときは、本当にうれしかった。お客さんの喜ぶ顔が“頑張る糧”になっています」。

☆川崎市麻生区向原2の20の12。小田急線新百合ケ丘駅からバスで向原一丁目下車2分。駐車場あり。水・土・日曜午前9時~午後1時(入園は正午まで)。電話080(5172)1177。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。

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