〈時代の正体〉「川崎ヘイトデモ」抗議に参加呼び掛け 中原平和公園9時半から

津崎氏主催の「日本浄化デモ第3弾」を阻止しようと座り込む市民=2016年6月5日、川崎市中原区

【時代の正体取材班=石橋 学】街中で「朝鮮人をぶち殺せ」と叫ぶヘイトデモを繰り返してきた人種差別主義者が16日午前中に川崎市中原区で行うデモは中原平和公園前を出発し、綱島街道を武蔵小杉駅方面へ向かうことが14日、分かった。複数の県内関係者が明らかにした。

 市民団体を中心に市議会各会派、労組など約160団体からなる「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」はデモに対する抗議活動への参加を呼び掛けている。「デモ予告自体がヘイトスピーチとなり人権被害を生じさせている。どんな名目でも差別とその扇動がなされるのは明らか。絶対許さないという意思を示したい」としている。抗議活動は同日午前9時半から同公園で始める。

 同ネットワークは14日、市議会各会派に抗議活動への参加を要請し、警備に当たる県警には現場での適切な対処を求めた。ヘイトスピーチの根絶を訴えてきた在日コリアン3世の崔(チェ)江以子(カンイヂャ)さん(44)は「デモが許可されたことは残念だが、許されないという声を諦めずに届けたい。差別を禁止する条例や法律がない以上、市民の力で人権被害を食い止めるしかない。県警には抗議活動を排除せず、市民が差別をされない権利と抗議する権利を保障するよう求めた」と話した。

 デモは市内でヘイトデモを12回主催してきた津崎尚道氏と極右政治団体「日本第一党」最高顧問、瀬戸弘幸氏が計画。デモと道路使用の申請は12日、県公安委員会と県警に許可された。

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