患者の母親に「気分転換を」 県立こども医療センターで地元美容師が無償カット

利用者の母親たちへの思いを込め、髪をカットする高木さん=横浜市南区

 県立こども医療センターの患者家族滞在施設「リラのいえ」(横浜市南区)で16日、地元の美容師、高木翔子さん(34)がボランティアで、利用者の母親たちの髪をカットした。居間に大きな鏡を持ち込んで、手際よくはさみを入れていった。

 高木さんは2008年の施設開設当初からボランティアにあたる。小学2年の長男が同センターで手術したこともあり、「母親の負担が少しでも軽くなるように、親身に話を聞いたり、楽しくなるような会話を心掛けている」と話す。子どもたちの看病で、時間的にも精神的にも余裕を持てない人が多く、カット後に泣いて感謝する人もいるという。

 施設の依頼に応じ、休みや仕事後に訪れる。多い時は月2回になることも。歌手活動もしており、施設のクリスマスパーティーに招かれ、歌声を披露したこともある。

 この日は4人をカットし、1年ぶりに髪を切ってもらった人もいた。2歳の長女が入院する母親(37)=小田原市=は「バッサリ切ってもらい、すっきりした。カットは諦めていたので、ありがたいです」と喜んでいた。

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