葉山の「郷土史」新たに一冊 市民有志が第11号発行|カナロコ|神奈川新聞ニュース

葉山の「郷土史」新たに一冊 市民有志が第11号発行

第11号の「郷土誌葉山」を紹介する鈴木さん

 古文書を読み解き、町民の歴史を掘り起こしてきた市民グループ「葉山郷土史研究会」が、4年ぶりに「郷土誌葉山」を発行した。町制施行90周年を記念して2年前、同会が編集を手掛けた町史「葉山町の歴史とくらし」に掲載できなかったものや、その後分かった知見を加えた。

 2001年に発足した同会は04年から毎年「郷土誌葉山」を発行。第11号となる今回は巻頭グラビアで、大正中期の御用邸正門や村役場出張所、警察署といった貴重な写真のほか、御用邸で崩御した大正天皇の大喪儀を描いた錦絵を掲載した。

 本編では、葉山マリーナができる以前にあった造船所の知られざる歴史のほか、旧家で発見された江戸時代の旅日記から75日間で移動したルートを読み解いた。葉山からお伊勢参り、大阪や京都を巡り、長野の善光寺や日光東照宮までほとんど歩いた健脚ぶりに驚かされる。

 編集長の鈴木雅子さん(71)は「カジュアルで分かりやすい文章を心掛けた。葉山の歴史を知るきっかけになれば」と話す。オールカラーB5判122ページ。千円(税込み)。問い合わせは、葉山まちづくり協会電話046(876)0421。

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR