定時制出身の“ゴジラ” 4年越しのフルスイング 「全打席敬遠」から主砲へ

帝京大・増田一樹(相模向陽館高出身)

 【運動部=須藤望夢】4年越しのフルスイングー。12日に閉幕した全日本大学野球選手権。相模向陽館高出身で帝京大の主砲を務める増田一樹(4年)が勝負の打席に立った。高校最後の夏に4打席連続敬遠を味わった大器は、折れない努力の果てに、再び勝負の舞台に戻ってきた。

 1回戦の桐蔭横浜大戦。東京ドームに「4番・DH」でその名がコールされた。帝京大としては46年ぶりの出場。周囲の厚い期待を背に打席に立った。
 第1打席はストレートに詰まらされ投ゴロ。第2打席は右中間へ快音を残すも右翼手のグラブに収まった。4打数無安打。試合も3―5で敗れた。「緊張もあったし…自分の間でできないまま終わってしまった」。ホロ苦い全国デビューとなったが、その歩みを振り返れば胸が熱くなる。

 2013年夏。神奈川高校球界は桐光学園の松井裕樹(現楽天)、桐蔭学園の齊藤大将(現明大)、熊谷拓也(現法大)、公立校にも湘南の宮台康平(現東大)と好投手がひしめいていた。打者では2年生ながら横浜の浅間大基、高浜祐仁(いずれも現日ハム)が打倒松井を掲げていた。

 その中にあって無名のスラッガーが彗星のごとく現れた。...

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