【憲法の足元】(4)マイナンバー 国の管理、萎縮の予感|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【憲法の足元】(4)マイナンバー 国の管理、萎縮の予感

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2017/05/06 11:15 更新:2017/05/06 16:49
マイナンバー制度は違憲として提訴した原告ら=昨年3月24日、横浜地裁前

マイナンバー制度は違憲として提訴した原告ら=昨年3月24日、横浜地裁前

 同意ない個人情報の収集・利用にNO! プライバシー権守れ!-。昨年3月24日、公務員の宮崎俊郎さん(56)は、自らの訴えを記した横断幕を手に横浜地裁前を歩いた。

 マイナンバー制度は憲法が保障するプライバシー権を侵害し、違憲だとして、県内の住民ら201人はこの日、政府に個人番号の収集や利用の差し止めなどを求め、地裁に提訴した。宮崎さんは、その原告代表を務める。

 政府は、提訴の2カ月前に国内に住む全ての人に番号を割り当てるマイナンバー制度の運用を開始。集団訴訟は横浜のほか、東京や名古屋、福岡など7地裁でも起こされている。宮崎さんは「自らの同意なく、自分の情報を収集され、利用される。そして、それがどう使われているかも分からない。自己コントロールが及ばないところで、国が自分の情報を管理することに、気持ち悪さを感じる」と訴える。

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 同制度により、行政機関や自治体は、巨大な「情報提供ネットワークシステム」を活用して、それぞれが管理する個人情報を相互に照会、活用することが可能となった。

 宮崎さんが最も懸念するのは「ネットワークシステムが国の管理下にある」という点だ。マイナンバー法は、総務大臣が同ネットワークシステムを管理することを定めている。...

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