教室に行こう 厚木市立森の里中学校

「想像力を働かせて」

「想像して」と座長(右端)

他の写真を見る
 2月24日。「夢を実現するために-言葉の力を信じて-」。ある劇団の座長と団員5人を招いて行われた講演とワークショップが掲げたテーマだ。体育館に3年生76人と保護者が集まった。

 座長が語る。「演じるために大切なものは想像力。今日は体験をして、感じてください」

 早速ワークショップが始まった。四つのグループに生徒と保護者が分かれ、それぞれ団員が指導する。団員の演技に生徒たちは圧倒され、照れくさそうに練習をしている。

 そこで、座長が全員に向かって呼び掛ける。「想像して! お芝居はうそだよ。だけど、うそなのに、本当の心が動くから、涙も出るし、見る側も感動するんだよ!」「想像力を働かせて、一歩踏み込んでチャレンジして!」

 再度グループで練習が始まる。団員が「『きっと今日で最後だな』っていうせりふがあるよ。どうして最後なのかな?」と尋ねた。ある生徒が「もう卒業で、卒業後にはできないからだと思う」と答えた。

 「そうだとすると、どんな言い方になるのかな。想像して集中してやってみよう」

 何度もせりふを繰り返す。「きっと今日で最後だな」。それまでとは様子が変わってきた。生徒の想像力が膨らみ、言葉に心が込められてきた。

 別のグループでは背景を友人同士、相談して考えている。また別のグループでは、親子でせりふの練習が始まった。3年生や保護者にとって、中学校生活の出来事が一つ一つ終わっていき、これから卒業式を迎える。時間経過とともに「最後」というせりふが、生徒たちのリアルな言葉になっている。生徒のせりふは心を動かし、聴いている人の心にも響いていた。

 卒業式当日、言葉の力を感じた卒業生は、それぞれの思いを胸に、夢の実現に向かって羽ばたいた。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR