名宰相の足跡 アートでも|カナロコ|神奈川新聞ニュース

名宰相の足跡 アートでも

旧吉田茂邸を舞台にオブジェなどが並んだ野外アート展=大磯町の県立大磯城山公園

 1日に一般公開された「旧吉田茂邸」(県立大磯城山公園内)の周辺庭園とアート作品を一体化させ、庭園の魅力をPRする芸術イベント「おおいそ野外アート2017」が16日から始まった。来場者は昭和を代表する宰相の息づかいに触れながら、展開される芸術作品の数々に見入っていた。入場無料。

 同実行委員会主催。庭園1・8ヘクタールを舞台に、兜門(かぶともん)や竹林などを利用したオブジェや彫刻作品などが県内外から53点集まった。芸術家たちは現地を視察し、既存の施設と作品をいかに融合させるか考え抜いた、という。

 醤油(しょうゆ)醸造業を営んでいた吉田茂の養父・健三氏が使った大釜を「吉田茂を育てた偉大な釜は額の中に入りきらない」との意を込めて木製パネルなどで表現したオブジェや、愛犬の墓前にげたを並べた氏の人柄をしのばせる作品など、庭園内には趣向を凝らした展示物がちりばめられている。

 実行委の高橋忠則事務局長は「庭園と作品が一体となることで空間が一変する。由緒ある庭園をモデルにして大磯の『街歩き』の魅力を高めたい」と話す。夫婦で訪れた川崎市幸区の中島治雄さん(85)は「素晴らしい庭園の中に芸術があり、華やかでいいですね」と散策を楽しんでいた。

 5月21日まで(土日・祝日は駐車場有料)。午前9時~午後5時。問い合わせは、同公園管理事務所電話0463(61)0355。

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