駐車場の上に「空中保育園」 用地不足に対応 川崎・武蔵小杉|カナロコ|神奈川新聞ニュース

駐車場の上に「空中保育園」 用地不足に対応 川崎・武蔵小杉

既存のコインパーキングを残したまま整備する保育所の完成イメージ(フィル・カンパニー提供)

 大型マンション建設が相次ぎ、待機児童問題が深刻化している武蔵小杉駅(川崎市中原区)近くに8月、既存のコインパーキングの上部空間を有効活用した認可保育所が開園する。収益性の高さから駐車場経営を続けたい土地所有者の意向に沿いながら、保育所用地が限られた駅前地域での保育ニーズに応える。

 整備するのは、コインパーキング上部の未利用空間を店舗に活用する事業を手掛けてきたフィル・カンパニー(東京都千代田区)と、土地所有者の東京急行電鉄(渋谷区)。

 保育所は、同駅から徒歩3分に位置し東急電鉄子会社が運営するコインパーキング(7台収容)の上部に建設。駐車場を残し、2階から4階部分に園舎を新設。建設費(非公表)の1割を市の補助金で賄う。

 延べ床面積約540平方メートルに定員60人を予定し、近くの公園を園庭として代替する。市内で五つの保育所を運営する社会福祉法人尚栄福祉会が「すこやか小杉保育園」として運営する。

 同駅周辺は若い共働き世帯の流入も多く、市内でも特に保育ニーズが高い地域。一方で保育所用地は少なく、賃料も高騰し、保育所の新設が難しくなってきている。

 フィル・カンパニー社長室は「空中保育園」と称する整備手法について「コインパーキングは収益性が良く、都市部で増えている。保育所に適した場所も多く、今後も取り組みたい」。東急電鉄広報課は「他の土地所有者の方にも提案し、沿線の子育て環境の充実につなげたい」としている。

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR