【産地直売】ジャム職人の森さん/川崎市高津区 素材の持ち味凝縮|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【産地直売】ジャム職人の森さん/川崎市高津区 素材の持ち味凝縮

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ジャム作りの様子

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【2017年4月13日紙面掲載】
 瓶のふたを開けると、ふわっと広がるフルーティーな香り。素材がギュッと凝縮した濃厚な味わいで、しばらく余韻も残る-

 川崎市高津区久末の森そめ代さん(68)は「あっと驚くような、おいしいジャムを作りたい」と、自家農園でジャム用の果物や野菜を栽培。1年通して、多彩な旬のジャムを手作りしている。

 イチジクやキウイフルーツなど、みずみずしい果物のジャムはもちろん、米糀(こうじ)やヤーコンといった珍しいジャムも次々と生み出す。パンに塗って食べるのが一般的だが、「ニンニクとタマネギで作った『にんたま』ジャムは、肉や魚料理のソースに、ニンジンのジャムは、ケーキの材料に使うのがお勧め」と新しい食べ方を提案する。米糀のジャムは、みそ汁や煮込みに入れると、うま味が増すので、隠し味にぴったりだ。ジャムは森さんが手掛ける農産物の加工品ブランド「雅(みやび)のふる里」の商品として販売されている。

 自宅の敷地内に加工所を併設し、10年前からジャム作りを始めた。農産物にもよるが、糖度は45~50度に設定。着色料など添加物は使わず、砂糖のほかに、レモン果汁を加えて風味を調整する。森さんは素材の持ち味を引き出すため、手間や素材は惜しまない。例えば、水分の多いトマトのジャムは、皮と種を取り除き、その後にしっかりとこす。そこからペースト状になるまで長時間煮詰めるので、約10キロのトマトから瓶20個程度しか作れないという。

 この日、加工所ではムラサキイモのジャムが鍋の中でふつふつと煮立っていた。できたては、ほっこりとした甘さで、そのままでも十分、スイーツとして成立するおいしさ。「どんなジャムを作ったら喜ばれるのか、考える時間がとても楽しい」と森さんは目を輝かせる。

ここで買える
◇ファーマーズマーケットセレサモス 宮前店
☆川崎市宮前区宮崎2の1の4。東急田園都市線宮崎台駅徒歩6分。駐車場あり。午前10時~午後6時。水曜と年末年始休み。TEL044(853)5011。

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