川崎駅乗り換え向上 歩行者デッキ整備検討へ 市と京急 連携協定 羽田アクセス強化も

協定書を交わす福田市長(右)と原田一之京浜急行電鉄社長=川崎市役所

 川崎市と京浜急行電鉄は4日、駅を中心にしたまちづくりや沿線の活性化に向けて協力する包括連携協定を結んだ。京急川崎駅とJR川崎駅の乗り換え利便性を向上するために歩行者デッキの整備を検討するほか、大師線の産業道路駅前から2020年度に完成する羽田連絡道路を経由し羽田空港国際ターミナルにつなぐバス路線も整備する。

 来年2月に創立120周年を迎える同社は大師線を発祥の地とし、川崎の産業や川崎大師など歴史的資産の発展に貢献してきた。市内に8駅(本線2、大師線6)を有し、品川と横浜など大都市や羽田空港を短時間で結び、グループ企業の川崎鶴見臨港バスが地域交通を担う。訪日観光客誘致や臨海部の新たなまちづくりへの役割も期待される。

 協定は、(1)駅を中心としたまちづくりと交通結節機能強化(2)産業や観光の発展(3)暮らしやすいまちづくり-の3本柱。具体的には、来年3月に完成するJR川崎駅北口自由通路から京急川崎駅までの約300メートルに関し、両駅間のまちづくりも絡め歩行者デッキの整備を協議する。大師線の連続立体交差事業に伴い18年度に地下化する産業道路駅では、駅前広場から殿町国際戦略拠点キングスカイフロント、羽田連絡道路を経て空港に至るバス路線を整備しアクセス向上を図る。

 線路の地下化で生まれる地上空間の活用についても協議。京急本線京急川崎駅-八丁畷駅間の高架下を利活用したにぎわいの創出にも取り組む。

 締結式で原田一之社長は「羽田空港国際化の流れを市内沿線にどう取り込むかが重要。川崎の臨海部のさらなる活性化に寄与したい」と意欲を見せた。福田紀彦市長は「沿線地域の価値向上により産業の発展や暮らしやすいまちづくりに取り組みたい」と話した。

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