教室に行こう 三浦市立南下浦中学校|カナロコ|神奈川新聞ニュース

教室に行こう 三浦市立南下浦中学校

「家族にごちそうしよう」

家族に作るごちそう
旬、栄養、彩り…喜んでもらえるように


 2017年2月13日。2年3組。これから家庭科の授業が始まろうとしている。

 板書された『家族にごちそうをしよう』を見て

「やった!今度は調理実習だ」
「今日は、その準備だね」
「班はどうなるのかな」
「ごちそうって書いてあるから、きっと材料費倍増だ」

 ワクワクどきどき、会話を弾ませながら、自然と実習に向けて構想を練る生徒たち。調理実習と聞くだけで、気持ちが弾む。

 チャイムが鳴った。

「家族にスパゲッティをごちそうすると想定した調理実習」と先生からお題が提示された。
「うわぁ、スパゲッティ」

 今までの調理実習を発展させ、生徒たちはイメージを膨らませる。

「ただし、予算は500円以内」 と条件が出され、具材の値段の書かれたさまざまな食材カードが配られた。先生手作りだ。
「カード、かわいい」
「ごちそうなのに500円か」
「でもお金がかかりすぎている料理は、家族が喜ばないよ」
「やっぱり、お金は大事」

 と、おのおのが家族を思いながら食材カードを探し始める。

「ごちそうって、家族が喜ぶって捉えればいいんじゃない」
「なるほど、だったら好きな具が入っていたらごちそうだ」

 と鶏肉カードを提示した友達に「それなら、この辺りのキャベツを一緒に、どう?」と、地元で採れる食材カードが取り出された。

「じゃあ、たまねぎのほうが合うよ、旬だし」
「今、旬なの?」
「旬ならほうれん草を足したら?栄養もいいし」
「栄養かぁ。鶏肉、たまねぎ、ほうれん草。うちは親が好きなトマトソースで仕上げよう」

 と机上にカードが並ぶ。

「なんかキレイじゃん」
「栄養バランスがばっちりってことだよ」

 と彩りのよいカードをみて周りの友達が声を掛ける。

「安い材料でも、ごちそうだ」
「ただのスパゲッティなのに、考えることがいっぱいだね」

 とつぶやきながら、材料選択の理由に「お金・好み・地元・旬・栄養・色」と書き込んでいった。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

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