「大山こま」伊勢原市文化財に 製作技術継承へ支援

伊勢原名産の大山こま

 伊勢原市は28日、大山地区のシンボル「大山こま」の製作技術を市無形民俗文化財に指定した。高齢化、引退で職人が少なく、伝承が危ぶまれている。市は補助金を出したり、こま作り教室を開いたりして、支援していく。

 大山地区では昭和30年代の最盛期には30軒ほどで製造されていたが、現在は職人は4軒5人のみで平均年齢は81歳。後継者は1人しかおらず、「こま参道の由来にもなった大山こま自体がなくなってしまうのでは」と心配する声が上がっていた。

 大山詣(まい)りが昨年、日本遺産に登録され、市や県は大山を国際観光地にするべく、大山のPRに力を入れている。このため、江戸時代から続いてきた大山こまを同市では12年ぶり37件目となる指定文化財とした。「子ども向けのこま作り教室を開き、小さいうちから関心を持ってもらい、将来の職人志望者を増やしたい」(市)という。

 また、同日、市は日本遺産に関連する「大山道の道標」、「大山灯籠行事」、「宝城坊の神木(しぎ)のぼり」の3件を初の市登録文化財とした。登録文化財は指定文化財より保護の条件が緩やかな分、補助金などは出ない。

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