教室に行こう 県立えびな支援学校

地域とふれあい学ぶ

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 「いらっしゃいませ」

 2月の金曜日。えびな支援学校の多目的室に元気なあいさつが響き、「ふれあいサロン」がオープンする。

 「ふれあいサロン」は、知的障害・肢体不自由教育部門の高等部作業学習の時間に、食品加工・喫茶班の生徒たちを中心にえびな支援学校の子どもたちが学習する場だ。また、海老名市社会福祉協議会や地域ボランティアの皆さんの協力により、地域の方の仲間づくりの場所にもなっている。

 「お飲み物は何になさいますか」

 開店して9カ月。おそろいのエプロン姿の生徒たちは、常連のお客さまにお茶とお菓子の接客サービスを笑顔でできるようになった。

 接客サービスが一段落すると、生徒たちは、お客さまの輪の中に入っていく。

 「オー、元気だったか」と温かく迎えられる。

 「今日は、野球選手の名前の漢字を教えてください」

 近くのお寺の住職の漢字教室が始まった。向こうのテーブルでは、ボランティアの折り紙教室が開かれ、それぞれのテーブルで会話の花が咲く。

 そこへ、小学部の児童が大好きな絵本を携えてサロンにやってきた。
「この本を読んでもらえますか」とお願いするとボランティアさんが、快く読んでくれる。

 サロンの一角が読み聞かせコーナーに変わり、児童から満面の笑みがこぼれた。

 次のイベントは生徒の自己紹介を問題にした○×クイズだ。生徒たちは事前に、張り切って問題を準備した。

 「僕の靴のサイズは、30センチである。○か×か」

 「そりゃあ、×だろう」

 とお客さま。

 「正解は、32センチでした」

 予想外の大きさに驚きの声があがり、それから32センチの靴の試着会が始まった。 

 生徒たちは、地域のたくさんの皆さんとの温かい関わりの中で、人を思いやる心や、人と関わる喜びなど、多くのことを学んでいる。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

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