精神医療で治安維持「筋違い」 精神保健福祉法改正案に反対集会|カナロコ|神奈川新聞ニュース

精神医療で治安維持「筋違い」 精神保健福祉法改正案に反対集会

約80人が参加した緊急院内集会=参院議員会館

 津久井やまゆり園(相模原市緑区)の殺傷事件を受け、政府が今国会に提出した「精神保健福祉法改正案」を巡り、同法案に反対する大学教授や支援団体が24日、参院議員会館で集会を開いた。精神医療を治安維持の道具に使うのは筋違いと指摘、「精神障害がある人々に対する政府のヘイトクライム(憎悪犯罪)だ」などと訴えた。

 改正案は、措置入院患者の退院後支援計画を作成するなど、自治体や警察などによる継続的な関与を定めている。現在は参院で審議中で、集会は「可決されてしまう前に声を上げなければ」と企画、障害者や支援者ら約80人が参加した。

 登壇した池原毅和弁護士は「警察の介入は、福祉ではなく治安維持。監視が強化され、当事者の人権を踏みにじることにつながる」と批判。

 杏林大学の長谷川利夫教授は「措置入院と事件との関係が分からないうちから、再発防止策として精神障害者施策の検証にあたったことが不適切。改正法の成立自体が差別そのものだ」と訴えた。

 主催した「病棟転換型居住系施設について考える会」は、20日付で反対声明を公表している。

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