〈時代の正体〉排外主義者が川崎で講演計画 市民団体、会場使用取り消し要請

講演名「ヘイトスピーチと表現の自由」

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2017/03/10 02:00 更新:2017/03/10 11:22
【時代の正体取材班=石橋 学】人種差別・排外主義の代表的な扇動者で極右政治団体「日本第一党」の最高顧問、瀬戸弘幸氏が25日、川崎市中原区の公的施設で「ヘイトスピーチと表現の自由」と題する講演を計画していることが分かった。瀬戸氏は昨年に同市川崎区で行われたヘイトデモに参加しており、地元の市民団体は9日、「ヘイトスピーチが行われる可能性が高い」として、会場の会館使用許可取り消しを含めて人権侵害を未然に防ぐ対処を市などに要請した。

 在日外国人の排斥を40年来唱え続ける瀬戸氏は人種差別・排外主義者の中心人物として知られる。昨年1月には在日コリアンの迫害を扇動する「川崎発!日本浄化デモ」に参加。多くの在日コリアンが暮らす同区桜本の街に迫った。

 ヘイトデモへの抗議活動を行ってきた「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は過去の言動から「瀬戸氏はヘイトデモへの一参加者ではなく扇動者。ヘイトスピーチが行われる可能性が極めて高い」と問題視。会場の川崎市総合自治会館の管理運営を担う外郭団体の同市市民自治財団や市市民活動推進課などに▽会館使用を認めない▽ヘイトスピーチをしないよう誓約させる▽法務省作成の啓発ポスターを会場の会議室に貼り出す-などを求めた。

 「ヘイトスピーチで受ける人権侵害は事後の回復が困難で事前規制、抑止が求められる」と同グループ。同課は「ヘイトスピーチが許されないというのは共通認識。対応を検討する」と応じた。

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR