〈時代の正体〉共謀罪にNO! 横浜で抗議の声

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2017/03/04 18:38 更新:2017/03/23 12:42
【時代の正体取材班=田崎 基】政府が近く閣議決定し国会提出する方針のいわゆる「共謀罪」を盛り込んだ改正法案に抗議する集会とパレードが4日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区で行われ約400人(主催者発表)が参加した。対象犯罪について合意(共謀)しただけで逮捕されかねないこの法案に、参加者は「冤罪(えんざい)を生みかねない」「監視社会を生む」と反対の声を上げた。

 「共謀罪NO!」横浜緊急行動実行委の主催で、県内約50の市民団体が賛同した。桜木町駅前での集会には県内選出の野党議員も駆け付け「政府は『テロ等準備罪』というが法案にはテロの2文字がない。慌てて自民党が盛り込もうとしているがとんでもない話。法案の国会提出をなんとしても阻止したい。一緒にがんばろう」と呼び掛けた。

 法が成立すると277もの犯罪が共謀罪の適用対象とされる見通し。「合意」という内心に踏み込む治安立法で、恣意(しい)的な運用によって無関係な一般市民が巻き込まれる危険性が指摘されている。

 捜査には通信傍受や盗聴、監視が欠かせないことも問題視されている。こうしたことから2006年までに3度廃案となっている。日弁連や刑事法学者のほか報道関係団体や数多くの市民団体が反対意見を表明している。

 両親と参加した中学2年生の女子生徒(13)は「LINE(無料通信アプリ)やメールでも共謀になると聞いた。自由が奪われる感じがする」と話し、パレードの先頭で声を上げた。近くに住む男性会社員(38)は「知人に誘われて参加し今日初めて知ったが恐ろしい法律だ。関係ないのに疑われそうで怖い」。会社員の女性(32)は「いまいちピンとこないけど、真剣に考えないといけない」と話していた。

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